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日本遺産知ってる!?悠久の時が流れる石の島
~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~

2019年に日本遺産に認定されたせとうち備讃諸島の「石の島」のストーリー。ここでは、代表的な構成文化財や観光情報をご紹介します!

石の島とは

せとうち備讃諸島「石の島」の石と石切り技術は、近世城郭の代表である大坂城の石垣から、明治後期から昭和初期にかけての近代化を象徴する日本銀行本店本館などの西洋建築まで、日本の建築文化を支えてきました。巨石を切り、加工し、海を通じて運び、石とともに生きてきた伝統や文化が今もここに息づいています。400年の時をこえて今も残る“石の島”の歴史、文化にまつわるストーリーが日本遺産として認定されました。


詳しくはコチラ!

大天狗岩

小豆島大坂城石垣石丁場跡
(小豆島石丁場跡)

八人石丁場

小豆島の岩谷地区には「天狗岩丁場」「八人石丁場」など江戸時代の採石場が国指定史跡として残されており、見学できるように、遊歩道やトイレなども整備されています。これらの丁場跡は、江戸幕府による大坂城再建の際に石垣用の石材を調達するため、福岡藩黒田家が拓いた場所です。中でも「天狗岩丁場」には、高さ約17メートル、重さ約1,700トンの花崗岩の巨石「大天狗岩」があり、丁場跡のシンボルとなっています。
また、「八人石丁場」の名前の由来は石割の作業中に八人の石工が下敷きになり亡くなったという伝承からきています。現地の残石には、風化した花崗岩の表面をノミで削った跡が見られ、矢穴を掘る前に下処理作業を施したと考えられており、当時の石工の高度な技術を読み解ける貴重なものです。

大天狗岩

小豆島大坂城石垣石切とび越丁場跡および
小海残石群(大坂城残石記念公園)

この史跡では、大坂城の石垣を造る際の石丁場跡や、切り出されたものの使われずに放置された残石を見ることができます。また、大坂城残石資料館では、採石で使われた道具や古文書などの資料が展示されており、石工の技術や歴史を学ぶことができるスポットです。

大坂城残石資料館

道の駅
「大坂城残石記念公園」
【営業時間】
9:00~17:00
(入館は16:30まで)
【駐車場】大型3台、普通13台、身障者用1台

大坂城残石記念公園

本島笠島集落

笠島集落

国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている本島の笠島地区は、中世には塩飽(しわく)水軍が活躍し、近世には廻船業などで栄えました。集落内には狭い道路が網の目のように通っており、その中にやや道幅の広いマッチョ通りと東小路と呼ばれる通りがあります。その通りに面して出格子や虫籠窓をあしらった町家形式の住宅が建ち並び、塩飽大工の伝統的な技術を見ることができます。
地区内にある笠島まち並保存センターでは、地区の情報や説明を聞くことができるほか、島の人の手作りグッズや物産も販売しています。


豊島唐櫃岡の清水共同用水場

唐櫃岡の清水共同用水場

豊島唐櫃岡地区にある昭和4年に築造された生活用の水場。布積みと呼ばれる工法で花崗岩をひな壇状に積み上げ、壁面が作られています。山からの湧水を上部の貯水槽から三連小水槽、大水槽に流す仕組みとなっており、最も綺麗な水の水槽から順に、飲料水、野菜を洗う水、洗濯用水として異なる用途が充てられていました。昭和当時の生活にも、石の使用が大きく関わっていたことを示す貴重な建造物です。

日本遺産荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
~北前船寄港地・船主集落~

日本海や瀬戸内海沿岸には、航海の目印となった名山を背景にした港町が点々と見られます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建てられています。これらの港町は、江戸から明治にかけて、荒波を越えて人・もの・文化を運び、「動く総合商社」として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした「北前船」の壮大な世界を今に伝える寄港地・船主集落として、日本遺産に認定されています。多度津町も北前船の寄港地として繁栄した歴史をもつ港町であり、2019年に日本遺産に追加認定されました。ここでは、日本遺産の構成文化財のうち、代表的なものを紹介します。

北前船とは
江戸時代中頃から明治30年代にかけて、北海道と大阪を日本海回りで往復しながら、寄港地で多種多様な積荷を売り買いした船(帆船)のこと。多度津に寄港した北前船は、主に北海道・日本海から運んできた干鰯・鰊粕(ほしか にしんかす)(肥料)や海産物を売り、讃岐三白と呼ばれるような砂糖や綿などを買い入れました。

合田家住宅(合田邸)

北前船で財を成した廻船問屋で、「多度津七福神」※にも数えられる「合田家」(島屋)の邸宅です。明治中期から昭和初期にかけて、合田大吉・房太郎・健吉の三代にわたって整備されました。広い敷地に様式が異なる和風・洋風の建物が配され、なかでも賓客をもてなすために建てられた大広間、離れ、洋館などからは、近代の隆盛がうかがえます。
※多度津七福神…多度津の近代産業の発展に尽くした7つの商家のこと

合田邸
仲多度郡多度津町本通1-5-2
見学は要予約
TEL.090-7785-7573 (合田邸ファンクラブ)
【URL】http://www.tadotsu-kanko.jp/sightseeing/entry-317.html

多度津町立資料館
北前船関連資料群

多度津町立資料館が所蔵・展示している資料群で、廻船業に携わった日向屋(ひゅうがや)が所蔵していた「北前船関係古文書」(町指定有形文化財)や北前船にも用いられた弁才船の模型「高見八幡宮奉納模型和船」(県指定有形民俗文化財)などの貴重な資料を見学できます。

多度津町立資料館
仲多度郡多度津町家中1番6号
【開館時間】
9:00~17:00入館は16:30まで
【休館日】
月曜日(祝日の場合はその翌日)、国民の祝日の翌日、年末年始(12/29~1/4)

多度津湛甫(たんぽ)

多度津藩が天保9(1838)年に築いた港で、現在の多度津港の基礎となりました。石積みの護岸堤防によって囲まれ、水深があったことから、北前船の寄港地として認められました。



 

東浜・西浜・本通の町並み

北前船の寄港地として、また、金毘羅参詣の玄関口として発展していくにつれて、港に近い東浜・西浜には旅館街・繁華街が、金毘羅街道筋である本通には商家街が形成されていきました。今日まで残る伝統的町並みからは、近世末から近代にかけて繁栄した多度津の歴史を感じ取ることができます。


これらの他にも北前船に関係する神社や石燈籠などが
日本遺産として認定されています。

観光地やリゾートで休暇を楽しみながらリモートワークを行う、「Workation(ワーケーション)」という働き方。香川県ならではの美しい島々を楽しみながら、その刺激を仕事に生かしてみてはいかがでしょうか。

コワーキングスペースから約1時間で瀬戸内の島々へ。

高松シンボルタワーに、コワーキングスペースを備える「Setouchi-i-Base」が新たにオープン。JR高松駅に近接し、宿泊施設が多く集まる市中心部からのアクセスのしやすさに加え、TV会議室やテレワークブースなどの設備も整っており、ストレスフリーで仕事をすることができます。また、高松港にも近く、仕事の後、1時間程度で小豆島や直島などの瀬戸内の島々に渡ることができます。午前中は「Setouchi-i-Base」で快適に仕事。午後からはそのまま船に乗り込み、島々の観光を楽しむ、駅と港に近い高松ならではのワーケーションはいかがでしょうか。

Setouchi-i-Base
【開館時間】平日10:00~21:30、平日以外10:00~18:00 【休館日】毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は、最も近い祝日、休日でない日)、12月29日~1月3日 【利用金額】下記施設の一時利用の場合300円/時(コワーキングスペース、ミーティングブース、テレワークブース)※その他、各種料金プラン有
【URL】https://setouchiibase.jp

自然を感じながら“島”での一日を。

高松港からフェリーに乗って20分で行くことができる女木島。この島では宿泊、食事、遊び、仕事のすべてを島内で行うことができます。この島でのワーケーションの特徴は何と言ってもそのロケーション。「女木島ワーケーションプロジェクト実行委員会」が貸し出しをしている、ポータブル電源やポータブルチェア、ビーチ全体に完備しているWi-Fiを利用することで、なんとビーチで仕事をすることができます!ひと仕事終えれば、島ならではの食事を味わい、島ならではのアクティビティを楽しみ、夜は宿泊施設で休みながら波の音を感じて、明日の計画をのんびり考える。普段の仕事とは違い、周りを自然に囲まれた環境での体験は、仕事のアイデアにも刺激を与えてくれるかもしれません。

女木島ワーケーションプロジェクト実行委員会
【URL】https://beachofficemegijima.jp/