17世紀後半に建てられたといわれている「掬月亭」は、「水を掬(すく)えば月が手の中にある」という中国唐代の詩の一節から名付けられました。江戸時代、大茶屋と呼ばれ、藩主が茶会を楽しんだ建物で現在でも庭園を楽しみながら抹茶をいただくことができます。
本館、北館、西館、東館があり、栗林公園の歴史や文化の紹介、伝統的工芸品の展示、食文化の発信に加え、イベントやレセプション会場などとしても使用されており、香川県の文化・芸術・産業を発信する重要な場所です。
栗林公園の今の南梅林あたりには、1748年から約100年間、百花園(薬園)と呼ばれる薬草園がありました。この薬草園は、今の農業試験場のような役割を果たしており、400種類以上の薬草を含む1300種類ほどの植物の栽培が行われていたようです。この薬草園は現在、南梅林と茶園に姿を変えており、周辺にあるニンジンボクやムクロジといった木々がその名残として残っています。
【開園日】年中無休
【開園時間】時期により異なります。(4月5:30〜18:30/5月5:30〜18:30/6月5:30〜19:00)
【入園料】一般 大人410円/小人170円 団体(20人以上) 大人330円/小人140円
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